最近調子が悪い、眠れない、やる気が出ない、そんな症状があってうつ病を心配されているのではないでしょうか?
「自分がうつ病なんてなるはずがない」「ただ疲れているだけだ」と私も思っていました。
たま🐸は2022年6月にうつ病と診断を受けました。
この記事では当時の様子をご紹介しながら、診断書をもらって休職するまでの流れを解説します。
自分はうつ病かな?と不安に思っている方、診断書ってすぐもらえるのかな?休職までどんな事すればいいのかな?と疑問に思っている方、家族がうつかな?と心配されている方のお力になれたら幸いです。
うつの症状やたま🐸の初期症状、症状の進行についてまとめた記事も書きましたので、こちらもどうぞ↓↓↓

うつ症状かな?と思ったらどうすればいい?きっかけ、たま🐸がやったこと

「自分はうつなのかな?」と思ってこのページを訪れてくれたかと思います。
ここでは、たま🐸が「うつかな?」と思ったきっかけとその後やったことをお話します。
たま🐸が「自分はうつなのかな?」と思ったきっかけ
たま🐸が「自分はうつなのかな?」と思ったきっかけは
どうしても仕事に行きたくなかった。行けなかった。
ことでした。
「俺(私)だって毎日行きたくないと思ってるよ」
と思う方もいらっしゃると思いますが、
たま🐸もたびたび行きたくないと思うことはありましたが、この時は特別でした。
仕事に行きたくなさ過ぎて、通勤ルートを外れたのです。
車通勤をしているのですが、曲がらなければいけない交差点を曲がれませんでした。
曲がるべき交差点が迫ってくると、そわそわして、気が付いたら直進していました。
そして、始業ギリギリまで周辺をウロウロと走って、もう間に合わないという時間に有休申請の電話をかけました。
「うつかな」と思ってからやったこと
たま🐸が「うつかな?」と思ってやったことは、
①うつの症状をネットで調べた
②家族に体の不調を相談した
③友人に体の不調を相談した(うつで休職した友人がいたため)
④心療内科をネットで調べて電話をした
この4つをやりました。
たま🐸の場合はうつで休職した友人がいたので相談をしましたが、その段階ではほぼ「自分はうつだろうなぁ」と思っていました。
だから友人に相談したことは「休職前にやっておくこと」の相談が主でした。
また、厚生労働省HPでは、
「うつ病かなと思ったら、自己判断せずに、総合病院の精神科や心療内科、精神科のクリニックなどに相談しましょう。内科などのかかりつけの医師に相談したり、保健所や精神保健福祉センターの相談窓口を利用することできます。うつ病を克服するためには、早めに専門家に相談し、しっかりと休養をとることが大切です」
とあります。
医療機関をお探しの方は、こちらのリンクから全国の医療機関を検索できます。
外部リンク:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳
うつの兆候|うつの進行

うつの兆候
たま🐸は2022年6月にうつ病の診断を受けて休職したのですが、今考えるとうつ病の兆候は2022年の2月にありました。
いつものように朝起きたのですが、思うように体が動かず、仕事へ行く準備が進みませんでした。
次第に胃のチクチクした痛みとともに吐き気がしてきて、動けなくなってしまいました。
それから胃腸科を受診し検査をしたのですが、まったく異常は見られず胃薬を処方されただけでした。
この時は2日間休むことで胃の痛みが少し和らぎ、仕事へ復帰することができました。
ちなみに処方された胃薬はまったく効果がありませんでした。
うつの進行|たま🐸の症状
その後新年度を迎え、前年度とは違う仕事を任されるようになります。
今考えるとこれが良くなかったと思うのですが、当時は知る由もありません。
そして、この頃からまた別の症状が出始めます。
・不眠、中途覚醒
・物忘れ
・ちょっとしたことで涙が出る
・活字が頭に入らない
という症状が出ました。
不眠、中途覚醒
たま🐸は夜には眠くなって遅くても11時には寝ていたのですが、この時期はなぜか目がさえてしまいなかなか寝付けませんでした。
一日働いて疲れているはずなのに全然眠れない日々が続きました。
眠れたとしても、1時間半~2時間おきに目が覚めました。
たま🐸は6時半には出勤していたので、合計でも3~4時間睡眠だったと思います。
休日前や休日になってもこの状態は続き、慢性的な睡眠不足状態でした。
物忘れ
物忘れがとてもひどくなりました。
朝確認したはずの連絡事項を、メモしたこと自体忘れていたり、書類の提出忘れが目に見えて増えたり、落ち込む日々が続きました。
ここまでならまだ取り返しが付きますが、授業で使用するワークシートの準備忘れなど取り返しのつかないミスも出てきました。
物忘れをしては落ち込み、また物忘れをしては落ち込む、という負のループにはまっていきます。

突然涙が出る
歳をとってくると涙もろくなるといいますが、それとは決定的に違いました。
お笑い番組を見ていても涙が出てくるのです。
落ち込んだ気分を盛り上げようと、大好きな江頭2:50さんのYouTubeを見ていても涙がポロリ。
好きなアニメを見ていても涙がポロリ。
感動するシーンで、次第に感情がジーンと高まって流れるわけではなく、突然ポロリと涙が出るのです。
これはやべーと思いました(;^_^A
活字が頭に入らない
学校はいまだに紙文化なので、連絡事項や会議資料などは紙で配布されるのですが、いくら読み込んでも内容が頭に入りませんでした。
声に出して読むこともしましたが、まったくでした。
当時は同僚に、どういう内容が書いてあるか聞いて内容を確認していましたね(;^_^A
活字が頭に入らないので、生徒の提出物の点検にもいつも以上に時間がかかりました。
そのせいで他の仕事に手が回らなかったり、遅れてしまったりと悪い影響がで始め、さらに自己嫌悪が増していきます。
うつを家族に相談したとき・うつを友人に相談したとき

「家族や友人に相談して変な風に思われたらどうしよう」とか「きっと甘えとか言われるんだろうな」と不安に思って相談できない方もいらっしゃると思います。
ですが、きっとその心配は無用です。
たま🐸の場合をお話しますので、ご参考にしてくださると嬉しいです。
家族に相談したとき
まず初めに妻に相談しました。すると一言目に、
「倒れる前に休んで。すぐ病院行って。」
と言ってくれました。
この一言で病院行く決心がつきました。
普段から仕事の様子を話していたこともあって、いろいろと聞くことはせずに「とにかく体が大事だから病院にいって」と言ってくれたのです。
心配してくれる人がいるって幸せです。
友人に相談したとき
私には小学校教員をしていて、うつで休職した経験のある友人がいます。
病院に行こうと決めた時には彼に相談することを考えていました。
頭のどこかで「自分がうつである」ってことを認めたくなくて、
経験者に「うつじゃないよ」と言ってほしかったのだと思います。
まぁ、すぐに「うつだよ、病院行きな」と言われたんですが(;^_^A
そう言われたあとは、休職するために準備することや休職したら給料はどうなるかなど、
聞いていてよかったなぁと思うことばかりを聞いていました。
もし経験者が近くにいたら、ぜひ相談することをおすすめします。
彼から話を聞いていなかったら休職に踏み出せていなかったかもしれません。
うつの診断書をもらうのは難しい?|休職するのは難しい?

結論
私の場合ですが「診断書をもらうのは簡単。休職するのは難しい」です。
なぜ休職するのが難しいのか。上司が許してくれないから?仕事が忙しいから?どちらも違います。
休職するのが難しいのは、「組織のことを考えて踏み出せない」からです。
おそらく皆さんに共通する休職に踏み出せない理由は「自分が休んだら組織が回らない、同僚に迷惑をかける」ということだと思います。
それ間違ってますよ。
もう一度言います。それ間違ってますよ。
あなた一人休んだって組織は回ります。同僚に迷惑をかけることもあるかもしれませんが、それはあなたが心配することではありません。
業務や人員配置を管理する人たちの仕事です。
あなたはあなたの体や家族の心配をしましょう。
たま🐸はうつが原因で家族が崩壊しかけました。
その様子はこちらの記事にまとめていますので、よろしければ。

だから、うつかな?と思ったら病院受診をして、必要であれば休みましょう。
病院予約
病院の予約は、とりあえず家の近くの心療内科を受診しようと思い、「近く 心療内科」で検索をしました。
そして電話で診療予約をするときにざっと現状を聞かれた(上に書いてある症状を伝えた)のですが、電話口で「おそらくですが、もう(うつの)症状が出てしまっていますね。」と言われました。
そして次に「診察までに日があるので、とりあえず頑張りすぎないで、できれば休んでくださいね。」と言われてしまいます。
相当声が暗かったのだと思います(;^_^A
初診(診断書をもらう)
緊張の初診ですが、時間にして1時間~1時間30分ぐらいかかりました。
この時までは、薬をもらって少しセーブしながらでも仕事を続けられるだろうと思っていました。
初診時にやったことは、
◆問診票の記入
◆性格診断(?)の用紙の記入
◆看護師さんによる聞き取り
◆医師による診療
でした。
問診票は、よくある現状を聞くもので、自覚症状や体調などについて記入しました。
性格診断(?)の用紙は70問ほどの質問に「よくあてはあまる」~「まったくあてはまらない」を選ぶものでした。後でやる診療のときの参考資料になっていました。
看護師さんによる聞き取りは、症状の聞き取りから家族構成、趣味や休日の過ごし方など幅広く質問がありました。
男性の看護師さんだったのですが、すごく柔らかな雰囲気で安心して話ができました。
医師による診療では、聞き取りが主でした。
症状以外にも今の気持ちは、どうなりたいか、ストレスの原因になっていると思うものは何かなどを話して、診断をもらいました。
うつ病でした。
診断を受けた時は「うそだろ?」という信じられない気持ちと「やっぱり…」というどこかホッとした気持ちの二つが混在していたことを覚えています。
そして「診断書出しますか?」という医師の問いかけにたま🐸は「休んだ方がいいですかね?」というちぐはぐな答えを返してしまいます。
やはりストレスの元は仕事で、ストレスの元から離れることが治療の一番の近道ということでした。
てっきり何度か通院をして症状が改善しない場合に休職という流れかと思っていたので、あっさりと診断書を出してもらえるような状況になり、ホッとしました。
診断書をもらってからやったこと

無事に診断書を出してもらったたま🐸が次にやったことは、
◆休職するかどうか
◆休職しなかったらどうなりそうか
◆休職するとしたらいつから、いつまでか
を考えました。
この時点でたま🐸にはいろいろなうつ症状が出ていましたので、休職をしないという選択肢はありませんでした。
事前にうつで休職経験のある友人に相談していたので、「休職しなかったら自分が潰れてしまう。潰れてしまったら家族に迷惑がかかってしまう。」と思えたのです。
「家族を犠牲にしてまでやらなければいけない仕事はない」とどこかで聞いたことがあったのですが、この時は本当にこの言葉が頭の中で響いていました。
そして翌日、管理職(学校なので校長)へ心療内科へ受診したこと、休職したいことを伝えました。
説得されたり引き留められたりするかと心配していたのですが、「すぐに手続きをしよう」と言ってもらえてあっさりと休職手続きに入りました。
いつまで休むかというのは様子を見ながらでよい、ということだったのでとりあえず3カ月で申請をしましたが、最終的には年度が替わるまでということになります。
まとめ

今、「うつかな?」と心配に思っていたり、ご家族がうつかもしれないと心配している方がこの記事を読んでくれていると思います。
うつになったたま🐸から言えることは、「相談しましょう」「病院受診しましょう」ということです。
妻に相談したおかげで、通院する決心がつきましたし、友人に相談したからこそ休職へ踏み切ることができました。
自分や家族より大切な仕事なんてないと思います。
取り返しのつかない状態になる前に病院受診をしてください。
つたない文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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