【うつ体験談】家族を大切にする方法がわからないお父さんに大切にしてほしいこと。読んでほしい絵本2冊

もうどうでもいいや。

たまは昨年の6月にうつ病と診断されました。

それから今まで休職して、自宅療養しているのですが。

今日までの道のりは決して平たんではなく、「もう、どうでもいいや」と自暴自棄な気持ちになったこともありました。

「どうでもいいや」という気持ちになると、自分自身はもちろん、妻や子どもといったかけがえのない家族さえも大切にできないわけで…。

今回はたま🐸が自暴自棄になって家族を大切にしなかった経験から、今、家族を大切にする方法を見失ってしまっているお父さんに向けて記事を書きました。

少し暗い内容だったり、自分語りですし、説教臭い内容かもしれません。苦手な方はブラウザバックをお願いします。

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家族を大切にする方法がわからないお父さんに読んでほしい絵本2冊

ご紹介する2冊はどちらもkindleunlimitedで無料で読めますので、ぜひ読んでみてください。

『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』  作・絵 サトウヒロシ

「あなたの命、頂戴します」

突然目の前に現れたのは死神だった。

という書き出しで始まるお話。

目の前に現れた死神は男に、大切な人へ手紙を書くよう迫ります。

男は何度も書き直し、言葉をつらね、大切な人への想いを手紙に込めていきます。

手紙の完成が近づくにつれて強まる、「生きたい」という思い。

果たして男の命は…。

僕は父になりました  作・絵 サトウヒロシ

タイトルにあるように、父になった男のお話。

小さな命を授かり、「父」として変わっていく男。

君が生まれた日、夜泣きがひどかったあの日、自分の人生を見つめなおした日。

父親であればきっと共感できる、父になる男の心境がまっすぐに描かれた素敵な作品です。

なぜこの2冊をすすめるのか。:パートナー・家族の大切さを思い出させてくれる

なぜこの2冊をおすすめするのか。

答えは単純。

夫婦、家族の危機を迎えたたま🐸がパートナーの、家族の大切さを思い出させてくれたからです。

絵本の内容(「生」と「死」をテーマにした作品)

『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』は、「死」が迫ってきたことで、大切なパートナーへの想いに気づく男が描かれています。

絵本だからこそわかりやすく、ストレートに心につきささりました。

パートナーを想う気持ちだけでなく、死を宣告されるまで何気なく過ごしていたことへの後悔や懺悔の気持ち。

「死」を意識したからこそ、生まれた気持ち。

短いお話の中に、男の複雑な心境が描かれているはずなのに、シンプルな設定で感情移入しやすくなっています。

僕は父になりました』は、「生」をテーマにした作品です。

子どもが産まれて抱く思いや想像すること、父親になったことのない人でも共感できる内容だと思います。

父親であればなおさらでしょう。

父としての自覚や父になった時のことを思い出させてくれるお話です。

たまのこと(妻を、家族を大切に思えなくなった話)

はじめにも書きましたが、たま🐸はうつになって休職中です。

その影響で無気力になり、一日中横になって過ごすという日もありました。

でもわが家には3歳の子どもがいます。

食事や排せつ、お風呂、日常生活を送るためにはまだまだ大人の助けが必要です。

そのお世話を引き受けたのはもちろん、妻でした。

やらざるを得なかったというのが正しい表現でしょう。

たまの妻もフルタイムで働いています。

夕方まで働いて、急いで娘を迎えに行き、帰ってきたら食事の準備に、お風呂、翌日の保育園の準備や洗濯をして、寝かしつけ。翌朝は朝食の準備に、自分の準備、そして保育園へ。

これだけのことを妻一人に押し付けていました。

しかし、妻は不満をもらすことなく、私を責めることなく一人で頑張ってくれていました。

この頃から夫婦の会話もほとんどなくなっていました。

そんな状況なのにたま🐸は「自分は必要ないのかな」「(妻は)一人で生きていけるんだ」などと考えて、一人で凹んでいくのでした。

そしてたま🐸がたどり着いた感情が「もう、どうでもいいや」でした。

「どうでもいいや」ってなると、本当にすべてがどうでもよくなります。

ご飯を食べても食べなくてもいいし、お風呂も入っても入らなくてもいい。なんなら面倒くさいから何もしたくない。

健康とか生活リズムとかどうでもいい、何もしたくない。

これが独身であれば問題ない(まぁ、ありますが)ですが、

3歳の幼子がいる共働き家庭では、大きな問題です。

そんな日が続いていたときのことでした。

「病気のこともあると思うけど、好きなことばっかりやっているように見えて、辛い」

妻からの言葉でした。

たま🐸の妻は普段から、弱音や不満をもらすことはほとんどありません。

普段弱音や不満を言うことがない妻が言うということは、相当限界に近かったのだと思います。

そして続いた言葉が、

「別々に暮らして距離をとってみようか。」

はじめは言われた言葉の意味をのみ込めずにいたのですが、

次第にその意味がはっきりとしていきました。

”別々に暮らす”つまり、別居するということ。

そんな言葉が出てくるほど、何もしないたまを見ながら生活するのが、きつかったのでしょう。

「別々に暮らしたら距離ができるのに、良くなるとは思えない」

たま🐸は何もしないくせにこんなことを言いました。

そこからお互いが思っていることを話し合いました。(内容は割愛します。ごめんなさい。)

そして、「たま🐸ができる限りでいいから家事をして妻を助ける」という結論にいたります。

それからしんどさと戦う日々が続きますが、

日課の朝活で読書をしようと電子書籍のリストを見ていた時、

今回紹介した2冊が目に入り、ページをめくりました。

朝から泣きました。

自分は何をしていたのだろう。

家族よりも、妻よりも大事なものがあるのか。

そうした思いがわき上がりました。

それから、少しずつできることから家事を引き受け、

手抜きも覚えながら(許してもらいながら)毎日を過ごしました。

今では少しずつ症状も良くなり、

夫婦の会話も増え、夫婦関係も良くなっています。

パートナーを、家族を大切にするために”大切なこと”:会話と対話、伝える

たま🐸の情けない経験を読んでいただきありがとうございます。

この経験から家族を大切にするために学んだ”大切なこと”は、

①会話をする
②対話をする
③思いを伝える

この3つです。

広辞苑によると、

会話・・・「二人あるいは少人数で、向かい合って話し合うこと。また、その話」
対話・・・「向かい合って話すっこと。相対して話すこと。二人がことばを交わすこと。会話。対談。」

会話と対話は似ていますが少し意味が違います。

ざっくり説明すると、

会話・・・たわいのない日常のやりとり
対話・・・関係を築くためのコミュニケーション

です。

会話には特に重要な意味のないものも含まれますね。

でも対話は、関係を築かなければいけないので、相手の話を受け入れたり、理解したり、自分の話を理解してもらったりする必要があります。

今回の経験で、このどちらも大切だなと改めて感じました。

そして、③の思いを伝えることですが、

この③ができていなかったのでたま🐸家は危機を迎えたのだと思います。

よく「感謝は言葉にしよう」ということを耳にしますが、感謝だけでなく

「嫌だ」とか「できない」といったマイナスの感情も言葉にすることが大切です。

お互いのことを伝えあわないと理解もできませんから。

パートナー、家族への思いは言葉に・カタチにしましょう。

何、当たり前のことを言っているんだと思われるかもしれませんが、

思いは言葉に・カタチにしなければ伝わりません。

伝えようとしなければ伝わりません。

初めてパートナーと出会った日、お付き合いを始めた日、大切な記念の日、

あの日を気持ちを忘れていませんか?

大切な娘・息子が産まれた日、ハイハイした日、微笑みかけてくれた日

あの日の気持ちを忘れていませんか?

今すぐこの記事を閉じて、

ぜひ言葉に・カタチにしてください。

きっと素敵な時間が過ごせますよ。

そして、あの日の気持ちを忘れてしまった方は、

おすすめしている2冊を読んでみてください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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この記事を書いた人

アラフォー国語教師をやってますが、自由で豊かな生活をめざして!趣味のキャンプやアウトドアについて、教育・子育てについて、豆知識などいろいろと発信していきます!

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