こんにちは!たまです!
私は中学国語教員として働いている(現在は休職中)のですが、よく生徒から「本読むのが苦手」という声があがっていました。このブログを読んでくださっている大人の皆さんも本を読むのが苦手な方はいらっしゃるのではないでしょうか。
今日はそういった読書が苦手な方が、読書が好きになるようなマンガをご紹介して、読書を苦手と思わなくなるための本の読み方をご紹介しますね!
また、読んでみるとこのマンガは「国語の解き方」としても通用すると思いましたので、「国語が苦手」という人にもとても良いマンガだと思いました!
その点を私なりに付けくわえてマンガをご紹介しながら「読書が苦手でなくなるかもしれない」方法をお話しますね(*^^*)最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
今日ご紹介するマンガは、こちら!
西岡壱誠 原案/小野洋一郎 著「マンガでわかる東大読書」
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この記事がおすすめな人
結論(読書が苦手ではなくなるためには)
『マンガでわかる東大読書』著者紹介
※『マンガでわかる東大読書』原案者紹介、著者紹介より抜粋
原案者 西岡壱誠(にしおか いっせい)
現役東大生。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。東大で47年続く書評誌「ひろば」の元編集長。講談社『モーニング』で連載中の「ドラゴン桜2」に情報を提供する東大生団体「東龍門」リーダー。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)は19万部のベストセラーになった。
西岡壱誠さんの著書はこちら↑↑
著者 小野洋一郎(おの よういちろう)
マンガ家。1979年生まれ。1998年1月、『週刊少年ジャンプ』天下一漫画賞にて「クレイジー☆キャット」で佳作を受賞。『赤マルジャンプ』1998 SPRINGに同作が掲載され、デビューを果たす。代表作は『ブレイブ・ストーリー~新説~』(原案:宮部みゆき、新潮社)、『ブッシメン!THE IMAGE MAKER』(講談社)など
小野洋一郎さんの著書はこちら↑↑
読書が好きになるかもしれない方法
1 背伸びをせずに自分に合う本を探す
読書をする前に必ずやることがあります。それは「本を選ぶ」ことです。読書が苦手な人が陥りがちな落とし穴が「背伸びをして本を選ぶ」ということです。私が関わってきた中学生にも「中学生だから」といって難しそうな本を手に取り、結局読めずに余計に読書が嫌いになるという生徒が結構いました。
本を読もうとしてせっかく手に取ったのに、結局苦手意識だけが強くなって、読まなくなってしまっては元も子もありません。
また、読書で読む本のレベルはその年齢や段階に沿った本を読んできたかということに関係すると聞いたことがあります。「その年齢や段階に沿った本に適切に出会ってきていれば、相応の本が読めるようになっている」ということですね。
つまり、人生のどこかの段階で読書に対して苦手意識を持ってしまった場合はその段階で止まってしまっているということですね。
ですから初めは、本屋さんや図書館に行って「読みやすそう」と思える本を選ぶことを意識してください。

2 タイトルや帯、筆者紹介などから読み解くヒントを見つける…装丁読み
タイトルや帯はその本の最初に目にするところですよね。本を作る人は数ある本の中から、自分の本を手に取ってもらわなくてはいけません。ですからタイトルや帯はその本の内容をギュッと短く、そして魅力的に伝えるようになっているものが多くあります。
つまり、タイトルや帯を読むことで本の内容がおおまかにわかる(予想できる)ということになります。これが装丁読みです。
また、筆者(作者)の情報も重要です。作者がどのような作品を書いてきたのか、どのような背景を持つ人物なのか、そういったことも本の内容を予想する助けになることがあります。

3 本の内容に「ツッコミ」を入れるつもりで、「質問」や「疑問」を考える。…取材読み
「質問」や「疑問」を考えるといわれると難しそうに感じますが、「ツッコミ」を入れるつもりで読んでみてください。例えば、「私は面白い人です」と言われたら、「面白いの基準は?」とか「どこが面白いの?」とか「そう思う根拠は?」という風に考えればよいのです。
そして、思い浮かんできた「質問」や「疑問」の答えがないかと読み進めていけば、本の内容が頭に入ってきます。本の内容が入ってこればきっと、本も楽しくなると思いませんか?

4 その本の「言いたいこと」を意識して読む。…整理読み
文章にはまとまりがあります。「筆者の言いたいこと」「言いたいことの補足」「例え」などです。この中で最も重要なまとまりは「筆者の言いたいこと」ですね。この「筆者の言いたいこと」は次の4カ所に書かれていることが多いです。
- 本の最初と最後の部分
- 「しかし」の後の部分
- 「~ではないだろうか」という問いかけの文
- 「装丁読み」で見つけた内容が書かれた文
この4つは読書のためのポイントでもありますが、国語が苦手な人は特にこのポイントを押さえて、文章の構造に注目すると理解がしやすくなります。私も中学生に指導するときには、このポイント1~3を意識して読むように指導しています。

5 テーマが近い2冊を並行して読む。…検証読み
このポイントは「並行読み」や「比べ読み」とよばれることもあります。
世の中には「唯一の正解」がある事柄はほとんど無いと言ってもいいでしょう。ですから、一つの本だけを読んで理解したつもりになってみても、別の角度から考えると理解できていなかったということも起こります。
そこで、テーマの近い別の本を読むことでその2冊を比較しながら、「〇〇はつまりこういうことか?」「自分の考えはこっちに近いな」など考えながら読むことができ、理解が深まります。
初めは難しく感じるかもしれませんが、2冊の本が自分の中でリンクしてくると「もっと読みたい欲」がどんどん出てきますよ(*^^*)

6 本と「会話」しよう。…アウトプット
読むだけでは本の内容を理解できません。人は覚えたことは一日経つと70%忘れてしまうと言われています。インプットだけでは記憶は定着しないということです。
ではどのようにするかというと、本の内容をアウトプット、つまり誰かに話すのです。
アウトプットすることによって、話す内容が自分の中で整理されたり、理解が不十分だったところが自覚されたりします。
話すことが苦手という人は、ノートやメモ帳アプリなどに内容を短くまとめて記しておくことも有効ですよ。
まとめ
この記事では、読書が苦手な人、本を読むと眠気がくるor頭痛がする人、国語が苦手な中学高校生、読んだ本の内容をあまり覚えていないという経験をしたことがある人に向けて「読書・国語が苦手でなくなるかもしれない方法」をご紹介しました。
その方法は6ステップ↓
1 背伸びをせずに自分に合う本を探す
2 タイトルや帯、筆者紹介などから読み解くヒントを見つける…装丁読み
3 本の内容に「ツッコミ」を入れるつもりで、「質問」や「疑問」を考える。…取材読み
4 その本の「言いたいこと」を意識して読む。…整理読み
5 テーマが近い2冊を並行して読む。…検証読み
6 本と「会話」しよう。…アウトプット
このステップを実践することで、読書・国語が苦手でなくなるかもしれません。
正直な感想ですが、この本は本当におすすめです!書籍版を購入して生徒に読んでもらいたいなぁと思いました(*^^*)
もしよろしければ、購入して読んでみてください♪では!
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